福 島 万 希 子 陶 展
とつとつの器・刻々の器

2002年11月1日(金)〜11月12日(火)まで
(水曜休館) 9:00am〜5:00pm



(C) Makiko Fukusima


ふくしままきこ・プロフィール

1994 東京芸術大学美術研究科修士課程 陶芸専攻修了
修了後、インド、ネパール、タイ、インドネシアにて遊学
1997 山梨県小淵沢町に築窯
2001 熊本県に移築


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作者のことば-----------------------------------------------------------------------

土に触れてかたちをつくっていると記憶の糸をたどっているような感覚におそわれることがあります。
幼い頃、海辺では貝殻、波にもまれてカドのとれたガラス片、流木。
山では木の幹や葉脈、土の上に残された雨跡。
そして城壁などにある石垣に、下流の石ころ。
心奪われていたそんなモノたちの色や質感、雰囲気などがチラつきます。

又、一方では無意識の部分の自分を知っていくための、精神的な活動というような一面もあります。
自分の位置が確かめられずに日常的にもボーっとしていることがほとんどでつくっている時も
頭の中には何もありません。
ただ、出来上がってきた時にエッヂにピタッとそうような感覚があれば
とにかく心地良くて嬉しいのです。

最近では、毎日手にとって使う食器にも興味が湧いてきて少しずつつくり続けています。
(これはボーっとできないかなり意識的な仕事です。)

今回の個展では花器、食器などが展示されます。
ぜひ手にとってご覧になってみてください。







福島万希子さんの器と出会えた人はとてもラッキー、
そう言い切れてしまうのは
私も日々、その器と暮らして、その手触りや目を和ませる形が
量り知れない豊かなものを包んでいることを感じるから。


DM制作お手伝いしました:
ハシモトミカ(映像作家)



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島田美術館ギャラリー Shimada Museum of Art
〒860-0073 熊本市島崎4-5-28
tel 096-352-4597




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