福 島 万 希 子 陶
展
刻々・とつとつの器
2 0 0 3 年
5
月
1
日 ( 木 ) 〜 5
月 1
3
日 ( 火
) ま で
(水曜休み) 9 : 0 0 am 〜 1 9 : 0 0 pm
(C)
Makiko
Fukusima
ふくしままきこ・プロフィール
1994 東京芸術大学美術研究科修士課程
陶芸専攻修了
修了後、インド、ネパール、タイ、インドネシアにて遊学
1997 山梨県小淵沢町に築窯
2001 熊本県に移築
●●このたびの会場になる「珈琲店ミック」さんからコメントをいただきました●●●●●●●●●●●●●●●●●●
万希子さんの器は、いわゆるてびねりで、例えるならば、空中で三次元のデッサン
を繰り返すように、丹念に取り出された造形といえます。
ここでいうデッサンとは、現実の「何か」を写しとることではなく、またそれを抽
象化することでもない、まったく初めてこの世に生まれ出る新しいカタチに、手指で
生命を与えていく営みのこと。
こうして生み出された器は、ゆるやかな稜線や突起が、まるで動きだしそうなカー
ブを描きつつ、重心の垂線は見事に通って、冴えた安定感を漂わせています。
現代彫刻のような、造形としての「表現」と、器としての「用」が両立するのを、
万希子さんの器を見るたびに実感するのです。
「珈琲店ミック」
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